フィラリア症(犬・猫)

どんな病気か

犬糸状虫(フィラリア)が原因で起こる病気。

顕微鏡でしかみえない小さい虫(フィラリアの子虫)が蚊を通じて運ばれたあと

成長しながら血管をのぼり心臓に住みつきます。最終的には20センチほどにもなります。

そのフィラリアがまた子供をうみ、他の犬(猫も)にうつすという形で感染が広がっていきます。

心臓の血の流れが滞るため、心臓に負担がかかって結果、寿命が縮まります。

運動(散歩)をいやがるなどの症状からはじまり、咳をする、ゼエゼエ言う、

おなかがふくれてくるなどの症状が出るころには末期にさしかかっています。

また急性フィラリア症というものもあります。

これはフィラリアがごそっと突然移動したことにより血が壊れてひどい貧血になり、命を落とすというもの。

フィラリアは感染しても駆虫(虫を退治すること)はできますが

まず体に大きな負担がかかりますし、そもそもフィラリアで体力のなくなった子には非常に難しい処置です。

また、フィラリアはいなくなっても悪くなった心臓は原則もとにはもどりません。

犬だけの病気と思われていますが猫への感染も確認されています。猫の症状は突然死です。

予防方法

蚊が運び屋となるため、5月~11月の予防が基本となります(当院の場合。地域によって異なります)。

薬は1カ月に1回、決まった日に薬を投与します。

普通の錠剤タイプ、味がついたオヤツタイプ、一緒にノミも予防できる、皮膚につける薬などがあります。

また1シーズンに一度の注射で一年予防できるものも。

ついつい飲ませ忘れてしまうという方はこちらがおすすめ。

予防の注意

しっかり予防していたつもりでも飲ませ忘れ(日にちずれ)、下痢や、吐きだしなどで

飲ませたけど効いてなかったなどで感染のリスクがあります。

感染していることをしらずに新しい予防薬を飲ませてしまうと、からだに大きな負担がかかることがあります。

そのためシーズン初めには血液検査をして感染していないことを確認してから薬を処方します。