犬・猫とも、ワクチンや薬で予防できる病気があります。
ぜひ、予防しましょう。
混合ワクチン
犬、猫同士の感染症を予防するワクチンです。
犬は5種・7種、猫は3種・5種ワクチンを取り扱っております。
基本的にウイルス感染症はかかった時の特効薬がありません。
ワクチンで予防する事が大切です。
仔犬、子猫の初年度ワクチンは生後6~8週齢から始め、4週間ごとに1回、16週齢以降まで続けるのが推奨されます。 次年度以降はご相談ください。
成犬・成猫は接種の前に抗体価測定も可能です。お気軽にご相談ください。
狂犬病ワクチン(犬のみ)
人畜共通感染症の狂犬病を予防するために、法律で義務づけられた予防注射です。
狂犬病は致死率が非常に高く、発症するとほぼ助かりません。
生後90日、もしくは譲渡されてから30日以内に1回接種
そのあとは1年に1回の接種が決められています。
フィラリア症
フィフィラリアという小さな寄生虫が、蚊を介して犬から犬へ伝播する病気です。
犬の体内では心臓に寄生し、心不全を引き起こします。
寄生してしまうと駆虫は困難であり、また悪くなった心臓は元にもどりません。
最近は猫にも寄生することが判明しています。
症状は急性呼吸不全と突然死。
寄生の有無を正確に調べられる方法がなく、治療法も存在しません。
予防が唯一の対策です。
予防は5月末から11月末まで月1回お薬を飲ませます。
また、ワンちゃんの場合はシーズン初めの1回の注射でも予防が可能です。
ワンちゃんのお薬は以下のタイプかたお選びいただけます。
錠剤 : 最も安価
チュアブル : 味付きの錠剤、またはお菓子
注射 : 1回の注射で1シーズンの予防ができます
またコリー犬種にも安全なお薬(モキシデクチン)も取り扱って
おります。
モキシデクチンはチュアブル、注射からお選びいただけます。
猫ちゃんのお薬はスポットタイプのみです。
スポット :飲み薬が難しい子でも簡単♪ ノミと耳ダニも駆除します。
ノミ・マダニ
ノミはアレルギーの原因となったり、瓜実条虫という寄生虫を運んだりします。
夏だけと思われがちですが、ノミは温暖な室内で1年中生き続けることも
珍しくありません。
マダニはバベシアという貧血を引き起こす感染症の媒介をします。
また重症熱性血小板減少症候群という人間の病気の原因でもあります。
どちらも亡くなる事がある怖い病気です。必ず予防しましよう。
お薬は以下のタイプをご用意しています
錠剤(味付き) 1ヵ月に1回
チュアブル 1ヵ月に1回
チュアブル 3ヵ月に1回
スポット 1ヵ月に1回
スポット 3ヵ月に1回
その子に合ったお薬をご提案いたしますので、スタッフにご相談ください。
そしてもうひとつ(心のワクチン)
人と一緒で、仔犬や仔猫にも、外の世界にふれあい、勉強する時期があります。
これを「社会化期」といいます。
一般的に犬は生後3~16週齢、猫は3~7週齢とされています。
本来、兄弟や親などとじゃれあい、喧嘩して、いろんなことを学んでいく時期です。
おうちの中でも積極的に遊んであげるのと同時に
混合ワクチンの接種が終わったら
ワンちゃんは外に連れ出してあげましょう。
自身のワクチンが終わる前でも
ワクチンを打っている子と遊ばせたりしてあげてください。